【初心者必見】会議室のデザインを考える際に参考にしたい3ステップ

   
【初心者必見】会議室のデザインを考える際に参考にしたい3ステップ

会議室は、社内で快適にディスカッションを行う場所であると共に、来訪者に会社を印象づける大切な空間です。

しっかりとコンセプトを決めて、納得のいくデザインを行いましょう。

今回は、会議室のデザインで重要なアルミパーテーションのパネルやフレームの選び方や実際のデザイン事例について紹介していきます。ぜひ、自社の会議室作りの参考にしてください。

STEP1:デザインの方向性を決める

会議室は、オフィスのエントランスと共に会社のブランディングを印象付けやすい空間です。そのため、コーポレートカラーやオフィス空間全体のコンセプトに合わせてデザインするのが大切です。

また最近のオフィスでは、スペースとの兼ね合いで、応接室としての役割を担う会議室も増えてきています。会議だけではなく、お客様に落ち着いてもらえるようなデザイン設計をするケースもあります。

関連記事
会議室とオフィスの兼用を考えている場合は、こちらの記事も参考にしてください。
応接室と会議室の兼用スペースはどう作る?レイアウトのコツを解説

デザインの中心になるのが、アルミパーテーション

会議室の間仕切りとなるのが、パーテーションと呼ばれるものですが、その中でもアルミパーテーションは、低コストで設置ができ、デザインが豊富なため人気が高くなっています。

アルミパーテーションのパネルには、「単色カラー」「木目柄」「ガラス」の3種類があります。これらを組み合わせることや配置パターンを工夫することで会議室の印象が大きく変わってきます。

パネル単体で選ぶのではなく、空間全体をイメージすることで洗練された会議室をデザインすることができます。

単色パネル(暖色系)
温かみを感じさせる暖色系のパネルを使用する事で、活発に意見交換を行う会議を誘導する心理的効果を促します。
単色パネル(寒色系)
冷たさを感じさせる寒色系のパネルを使用する事で、冷静に論理的に議論を行う会議を誘導する心理的効果を促します。
木目などの柄
木目など自然をほうふつさせる風合いをもったパネルを使用する事で、その空間に落ち着きや高級感を演出します。
ガラスパネル
ガラスパネルを使用する事で、採光がとれ、明るく、開放感があり、広がりをもった空間を作り出します。

また、パネルだけでなくアルミパーテーションのフレーム色をブラックやホワイトにすることで落ち着いた印象や洗練された印象を演出することもできます。

単色ブラック×ガラスを使用した例
単色ブラックとガラスを使用し、シックな空間を演出した例。
ホワイトフレーム×ガラスを使用した例
ホワイトフレームとガラスを使用し、洗練された印象と美しさを演出した例。
木目×ガラスを使用した例
ブラックフレームと木目パネル、ガラスをあわせてデザイン性を高めた例。
ホワイトフレーム×木目を使用した例
ホワイトフレームと木目が上品な空間を生み出している例。

なお、会議室に防音性を重視したい場合は、スチールパーテーションの使用をおすすめします。費用はアルミパーテーションと比較すると約1.6倍〜1.7倍かかりますが、不燃性に優れ、支柱が出ないので、すっきりとした印象を演出できます。

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会議室の間仕切りの作り方については、こちらの記事も参考にしてください。「会議室の間仕切りを作る!パーテーションの選び方をわかりやすく解説

STEP2:デザインの構成とパネルの割付を決める

デザインに合わせて、アルミパーテーションに設置するパネルの割付を決めていきます。

スッキリとしたデザインにしたい場合はパネル枚数を少なくします。逆にパネルの枚数を増やすことで、デザインにバリエーションが生まれます。会議室にデザイン性を求める場合は、パネルをいくつか組み合わせるのがおすすめです。

パネルの割付枚数が少ない事例
パネル枚数を少なくし、パネルの面積が大きくとってスッキリとしたデザインに。
複数の割付パネルを使用した事例
複数のパネルを使用し、割付バリエーションの変化によりデザインの幅がアップ。

またパーテーションの一部にガラスパネルを採用することで、会議室に開放感が生まれ、息苦しく感じません。加えて、ガラスに「フィルム」や「ブラインド」を設置することで、採光性を持ちながら、外からの視線を遮ることができます。お客様との打ち合わせやプレゼンでも安心して利用できるでしょう。

ガラスフィルム事例
ガラスにフィルムを張り、採光性を失わずに目隠し効果を発揮。
ブラインド事例
ガラスにブラインドを設置し、視線をコントロール。

3Dパースを利用し、具体的なレイアウトをイメージしよう

会議室のデザインをする時は、「3Dパース」と呼ばれるソフトで完成イメージを確認することができます。

3Dパースはオフィス家具を配置したり、視点を変えたりしてみることが出来るので、オフィス空間全体を具体的にイメージしやすくなります。

オーダーしたものとオフィスで実際に見たものに印象の差を受けることがありますので、失敗しないためにも「3Dパース」の作成を専門プランナーにお願いしましょう。

オフィスレイアウトを3Dパースで確認

3Dパースは実際のオフィス空間に近い形でイメージを確認する事ができます。家具の配置を変更したり、色を変更したり施工前のシミュレーションを行いイメージを膨らませます。

STEP3:ドアの構成を決める

最後にドアの構成を決める必要があります。オフィスで一般的に使用されるのは、片開きの扉ですが、扉の吊元を右にするか左にするかを人の動線を考慮して決めなければなりません。

また、来社するお客様や社員の方で車椅子の利用が想定される場合は、片引きの扉にするなど出入り口の開口寸法にも配慮が必要です。

片開き戸吊元例
扉の設置する位置や、空間の使い勝手を考えて吊元を決めます。
扉が横にスライドする片引き戸
扉が横にスライドするため、開口面積が広くとれます。

会議室のデザイン事例

会議室のデザインは、アルミパーテーションのフレームカラーやパネルの組み合わせで、何通りものデザインが可能なため、どういったデザインにするか決めかねる事があります。

たくさんの事例から気になったデザインを参考にして、自社の会議室作りに活かしてみましょう。

事例① ブラックフレームとガラスでシャープな空間を演出

黒いフレームのパーテーションを使用し、シャープな印象を与えると共に、ガラスを採用し、開放感のある空間に仕上がっています。
応接室としても機能し、来社されたお客様に落ち着きや安心感を与えることができます。

事例② 会議室の壁面を塗装しホワイトボード仕様に

白と赤のパネルを組み合わせることによって、清潔感の溢れる会議室に仕上がっています。
またミニマムな会議スペースの中でも、場所を有効活用できるように、壁面を塗装しホワイトボードとして活用できるように工夫されています。

▶ この他にもアルミパーテーションを使用した会議室の様々な事例があります。下記の記事もあわせて参考にしてください。
パーテーション|オフィスデザイン事例

まとめ|パネルやフレーム色を組み合わせて、居心地の良い会議室を作ろう

会議室のデザインは、パネルやフレームを組み合わせることによって、様々な印象を与えることができます。

「どのように会議室を使いたいか」「来訪者にどのように感じてもらいたいか」を意識しながら、デザインを決めていくと良いでしょう。

またオフィスのデザインは、企業の業務効率化や職場満足度にも大きく関わってくる要素です。プロと相談しながら、快適な空間を作るのがおすすめです。

 

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