4種類のパーテーションから考える、自社に合った選び方とは?

   
4種類のパーテーションから考える、自社に合った選び方とは?

オフィス空間を仕切るパーテーション(間仕切り)は、社員の集中力やコミュニケーションの促進、セキュリティやプライバシーの確保など様々な面に影響します。

オフィスに設置できるパーテーション(間仕切り)には、壁に固定する必要がない置き型のタイプと、設置工事が必要な天井まで仕切ってしまうタイプの2種類があります。

自社オフィスの環境や利用の目的によって、選ぶべきものが異なります。また、素材やコスト、性能や設置の容易さなども判断材料になってきます。

パーテーション(間仕切り)設置の目的

1. 動線を分ける

パーテーションを設置することで、執務スペースや会議スペース、リフレッシュスペースなど社員の動線を明確することや、仕事のON/OFFの切り替えを促すことができます。

目的に応じて適切な位置にパーテーションを設置することで、オフィスのゾーニング(スペースの区分け)をすることができます。

執務室や会議室など目的に合わせて、パーテーションで部屋を間仕切ります。
執務室や会議室など目的に合わせて、パーテーションで部屋を間仕切ります。
社内会議をしやすいように、執務室内を間仕切り会議室を設けました。
社内会議をしやすいように、執務室内を間仕切り会議室を設けました。

2. 視線を遮る

対面型のデスク配置では、前や隣の席からの視線が気になります。また、執務スペースへの入口や社員の通路に面した座席など人通りが多い場所に隣接している座席なども同様です。

そのような場所にデスクトップパネルやローパーテーションなどを設置すると視線を遮ることができ、集中力が増して仕事の効率が上がります。

デスクトップパネルで対面する相手の視線を遮ります。
外部リンク デスクトップパネルで対面する相手の視線を遮ります。
ローパーテーションで目隠しと間仕切りを兼ねました。
外部リンク ローパーテーションで目隠しと間仕切りを兼ねました。

3. 防音(遮音)する

ミーティングや社外の方との打ち合わせを行う会議室など、秘匿性の高い会話が行われる場所に防音性(遮音性)の高いパーテーションを設置すると音漏れの心配をせずに安心して打合せに集中することができます。

防音性の高いスチールパーテーションは会議の内容を漏らしません。
防音性の高いスチールパーテーションは会議の内容を漏らしません。
遮音性能は約36db。普通の会話(60db)であれば無音と感じる範囲内(20~29db)に。
遮音性能は約36db。普通の会話(60db)であれば無音と感じる範囲内(20~29db)に。

4. セキュリティを確保する

セキュリティ対策にパーテーションの設置は有効です。

  • エントランスから執務スペースに来客者を立ち入らせない
  • 権限を持った担当者だけが入退室できる区画を作る
  • 担当者以外は個人情報が見えないようにする

このように立入れるスペースを明確に分けることや目隠しになる環境を作ることによって、個人情報や顧客情報が漏洩するのを防ぐことができます。また暗証番号や指紋認証などが必要なセキュリティ錠を設けることで、より安全に情報を保管することができます。

オフィスのセキュリティ対策に関しては、「オフィス入口のパーテーションに施すべき3つのセキュリティ対策とは」で解説してますので、そちらもご覧ください。

パーテーションで間仕切る事で部外者の侵入を防ぎます。
パーテーションで間仕切る事で部外者の侵入を防ぎます。
ICカードを利用したセキュリティ錠。既存パーテーションに後付できる電池錠もあります。
外部リンク ICカードを利用したセキュリティ錠。既存パーテーションに後付できる電池錠もあります。

パーテーションの選び方

ここからはパーテーションの選び方について解説をしていきます。失敗しないポイントは「種類」「高さ」「欄間の有無」を適切に選んでいくことです。

パーテーンションの種類を選ぶ

パーテーションには、工事の必要の有無や遮音性によって4つの種類に分けることができます。

  • ローパーテーション(置き型)
  • スチールパーテーション(施工型)
  • アルミパーテーション(施工型)
  • 簡易型パーテーション(ローパーテーション)

それぞれ特徴が異なりますので、オフィスのニーズに合わせて選ぶ必要があります。

1. ローパーテーション(置き型)

ローパーテーションは、床からの高さがその利用目的に応じて数種類から選ぶことができ、複数のパネルを連結して自由に幅や高さを構成することができます。

ローパーテーションは比較的設置や移動、撤去が容易であるためにレイアウト変更などにも対応しやすいのが特徴です。表面素材もクロスを貼り付けたものが多く、色の選択肢が多いことからオフィスの雰囲気を変える効果もあります。

また、パネルの高さを変えることで、座っている時は視線を隠し、立った時には視線が交わるといった使い分けを行うことで集中できる環境とコミュニケーションが取りやすい環境を両立することができます。

ただし、部屋を完全に区切るわけではないので、遮音性が低く、守秘性の高い会話や打ち合わせなどには向いていないというデメリットがあります。

おすすめのローパーテーションを知りたい方は、「おしゃれで機能性も抜群、オススメのローパーテーション5つを紹介!」の記事を参考にしてみてください。

布張りタイプのローパーテションは、オフィスの定番。
外部リンク 布張りタイプのローパーテションは、オフィスの定番。
メラミン張りのローパーテションは、木目調で明るいオフィスを演出。
外部リンク メラミン張りのローパーテションは、木目調で明るいオフィスを演出。

2. スチールパーテーション(施工型)

スチールパーテーションは、2枚の石膏の不燃ボードをスチールの骨組みで挟んだ構造になっています。

防音性が高いのが特徴で、社外の方との打ち合わせなど守秘性の高い会議を行うスペースでの利用に向いています。石膏ボードのと共に吸音素材を入れることで、防音性をさらに高めることもできます。

また、繋ぎ目がボードで覆われているために目立たず、パーテーション自体をマグネットボードとしても使用できます。見た目にもスッキリとしており、見栄えと実用性を合わせ持ったタイプのパーテーションです。

表面にクロス加工やシート加工を施したり、スチールパネルをガラスパネルに変更することによって、硬質感を抑え柔らかい雰囲気にすることもできます。

ただしスチールパーテーションは、設置する時や設置場所を変更したい時などに、専門の工事業者への依頼が必要です。設置や解体・移動の際にはコストが発生することを覚えておきましょう。

なお、素材に使われるスチールは、耐火性に優れているため、防火基準が厳しいビルでも安心して設置が可能。また耐久性も高いため、長期間に渡って使用することができます。

防音性が高いスチールパーテーションは、音漏れを防ぎたい箇所に最適です。
防音性が高いスチールパーテーションは、音漏れを防ぎたい箇所に最適です。
ダイノックシートなどを張る事で、デザイン性を高めることが可能。
ダイノックシートなどを張る事で、デザイン性を高めることが可能。

3. アルミパーテーション(施工型)

アルミパーテーションは、ハチの巣構造のペーパーコアや不燃性能を備えたコア材を、アルミの骨組みで支えるつくりになっています。

スチールパーテーションと比較すると防音性は劣りますが、軽量でコストが安く、工事期間も短いために設置しやすいという特徴があります。

表面のパネルにカラーバリエーションがあり、軽くて移動が容易なために、レイアウト変更をよく行うオフィスやカラーやガラス素材を使用できることからデザイン性を重視するオフィスに適しています。

豊富なパネルで様々なデザインが作れます。
豊富なパネルで様々なデザインが作れます。
ガラスを用いることで、圧迫感の無い部屋を構築。
ガラスを用いることで、圧迫感の無い部屋を構築。

4. 簡易型パーテーション(ローパーテーション)

簡易的なパーテーションとして、折りたたみ式パーテーション(キャスター付)や衝立、デスクトップパネルなどがあります。

マグネットで連結できる製品もあります。

設置や移動が簡単です。簡易パーテーションについては、「おしゃれで機能性も抜群、オススメのローパーテーション5つを紹介!」で解説していますので、導入の参考にしてください。

簡易型パーテーション ルネート
外部リンク【ルネート】移動が簡単な3連式稼動パーテーション。
簡易型パーテーション スレディ
外部リンク【スレディ】マグネット式で連結が簡単な、簡易パーテーション。

パーテーションの高さを選ぶ

パーテーションの高さは製品によってまちまちです。遮音性を重視するのであれば、天井まで届く高さのもの(施工型)を選びましょう。会話が外に漏れることなく、安心して会議や打ち合わせを進めることができます。

しかし、天井までのパーテーションは、オフィスに圧迫感を与えてしまうことがあります。遮音性を重視しないのであれば、人の背丈程度(180cm前後)の高さのものを選ぶと良いでしょう。視界を遮りつつも、オフィス内の風の流れを遮らないので、空調を新たに設置する必要がありません。

パーテーションの欄間の有無を選ぶ

施工型のパーテーションには、パーテーションの上部と天井に隙間が空いた「欄間オープン」と隙間のない「欄間クローズ」と呼ばれるものがあります。

欄間オープンの場合、空気の循環があるため空調の新たな設置が必要ありません。加えて、火災探知機やスプリンクラーといった消防設備にも影響を及ぼしません。その反面、上部に隙間があるため外部からの不法侵入の可能性や遮音性の低下といったデメリットがあります。

一方の欄間クローズのパーテーションは、上部に隙間がないため、遮音性をしっかりと保つことができます。ただし、空調設備や消防設備の新たな設置や移設といったコストがかかる場合があるので、注意が必要です。

詳しい選び方は、「パーテーションの欄間は空けるか空けないか?2種類の特徴を徹底解説」の記事で解説をしていますので、そちらも参考にしてみてください。

欄間オープンタイプ
欄間オープンタイプ
欄間クローズタイプ
欄間クローズタイプ

パーテーションで居心地の良いオフィス空間を

パーテーション(間仕切り)は、社員の仕事の効率を高め、セキュリティやプライバシーを確保した居心地の良いオフィス空間を作り出します。 それぞれのパーテーションの特徴を理解して、間仕切る空間の目的やレイアウト変更の頻度、デザイン性、コスト、性能のバランスを考えて適切なものを選びましょう。

 

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