SOHOとは
SOHOとは、「Small Office Home Office」の略称で、その意味としては「ITを活用して事業を行っている主に10人以下の小規模事業者」を指します。自宅や小さなオフィスなどを利用して仕事をするという働き方で、働き方改革が求められる現在、時間や場所に縛られないワークスタイルとして注目されているのが「SOHO」です。
パソコンの普及やモバイルデバイス、Wi-Fi環境の整備により、SOHOを取り巻く環境は非常に働きやすいものになりました。
なお、SOHOと同列に見なされることもあるベンチャー企業、スタートアップ企業ですが、大きく異なるのが後者は法人として設立をしますが、SOHOの場合には必ずしも法人としての設立を前提にはしておらず、個人事業主としてスモールスタートで事業を始めるケースが多いのが特徴です。
SOHOマンションとSOHOオフィスにおけるメリット・デメリット
SOHOの賃貸物件と事務所として利用できる物件には、あくまで住居としての利用が前提となっている「住居契約」(SOHOマンション)と一般的な事務所としての利用が前提となっている「事務所契約」があります。 両者には契約上の違いによって、それぞれの物件に次のようなメリット・デメリットが生まれます。
1. SOHOマンション(住居契約)のメリット・デメリット

メリット
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初期費用が安い(敷金・礼金で賃料の2~5ヶ月程度)
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間取りを活用したスペース利用ができる(部屋の一つを接客スペースに転用する等)
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浴室やシャワーがついている(汗を流してサッパリと)
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寝泊りが可能
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退去時の費用が安い(敷金の範囲内で納まるケースが多い)
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解約予告期間が短い(1~2ヶ月前程度)
デメリット
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看板の設置は不可(個人名の併記により可となる場合もあり)
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不特定多数の人が出入りする業種は不可
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法人登記ができない場合がある
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インターネット回線、電話回線、電気容量が不足する場合がある
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キッチン、洗面所、浴室などにより事務所としての専有面積が小さくなる
以上のことから、SOHOマンションに向くのは「来客が少なく、仕事の連絡がメールや電話で行うことが中心の仕事」といえます。具体的には、WEB制作・運用、ライター、デザイナー、SEなどフリーランスで仕事をする業種が向いています。
2. SOHOオフィス(事務所契約)のメリット・デメリット

メリット
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フリーレント期間を設けることができる(1~3ヶ月程度)
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間取りを活用したスペース利用ができる(部屋の一つを接客スペースに転用する等)
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不特定多数の人の出入りが可能
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ビジネスフォンなどにより複数の電話回線が使える
デメリット
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初期費用がかかる(保証金が賃料の6~12ヶ月程度)
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寝泊まりは不可
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事務所利用のために24時間の使用は難しい
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退去時の原状復帰費用が必要
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解約予告期間が長い(3~6ヶ月程度)
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税金や保険費用負担が増える
働く場所の選び方とは?選択のポイントは「ライフスタイル」
働く場所の選択肢として、SOHOオフィス、SOHOマンションの他、小規模オフィス、レンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースが挙げられます。大きく分類すると、「居住」を必要とするのか、しないのか、そして「ひとり」で働くのか「チーム」で働くのかで分類できます。 
SOHOオフィスにするか、SOHOマンションにするかという選択は居住する必要が「ある」か「ない」かで別れます。例えば、ご夫婦で一緒に働いている場合にはSOHOマンション、子育て中のお母さんたちが起業された会社の場合でしたらSOHOオフィスといった選択も良いでしょう。
その他、個人で働くのであれば、コワーキングスペースやシェアオフィス、数人のチームで働くのであれば、レンタルオフィスや小規模オフィスという選択肢があります。(シェアオフィスには数人で使用できる個室シェアオフィスもあります。)
インターネット環境の発達により注目されているSOHOという働き方は、収入が安定しないといった経済的な面に不安が残ることもありますが、その一方で自分の裁量で仕事を行えるために自由度が高く人気のある働き方です。ライフスタイルによってSOHOオフィスにするか、SOHOマンションにするかを選ぶと良いでしょう。
SOHOオフィスやSOHOマンションでも不自由のないオフィス環境はつくれる?
SOHOオフィスやSOHOマンションでも不自由のないオフィス環境をつくることはできるのかといった疑問があると思います。もちろん、ビジネスフォンを設置することはできますし、管理会社の了承を得れば、パーテーションで部屋を仕切ることもできます。そして、小規模オフィスのように狭い空間に最適なオフィス家具もありますので、「働く環境」としては普通のオフィスと変わりない環境をつくることが可能です。
SOHOオフィスの最大のメリットは、自分のライフスタイルに寄り添った働き方を選択できるということではないでしょうか。