オフィスの床に貼るタイルカーペットは、どれぐらい持つのか気になっている総務担当者の方もいるのではないでしょうか。
また、張替え工事のタイミングや工事にかかる費用相場のほか、何年で減価償却できるのかを知りたい方もいるかもしれません。
この記事では、オフィスにおけるタイルカーペットの耐用年数と張替えのタイミングのほか、作業の手順について解説します。
オフィスで使用するタイルカーペットは、どれくらい長持ちするのでしょうか。
ここでは、オフィスのタイルカーペットの耐用年数について解説します。
タイルカーペットは、主に50cm四方の正方形にカットされたカーペット形式の床材を指します。
ロールカーペットと異なりタイル状(パネル状)になっているのが特徴で、床に1枚ずつ敷き詰めて施工する仕組みです。
工事や部分的な張替えなどのメンテナンスも行いやすく、コストパフォーマンスに優れているため、オフィスでよく使用されています。
オフィスで使用するタイルカーペットの物理的耐用年数(耐久年数)は、5~6年です。
ただし、オフィスの中でも人の往来が激しい場所では劣化が激しくなるため、物理的耐用年数はさらに短くなるでしょう。
また、清掃やメンテナンスの度合いによっても、物理的耐用年数は変わってきます。
タイルカーペットは家庭でも用いられることがありますが、オフィス用のものはさまざまな点で異なります。
オフィス用と家庭用の違いは、下記のとおりです。
オフィスで使うタイルカーペットは、実際に使える物理的耐用年数だけでなく、税務上の「法定耐用年数」も考慮に入れる必要があります。
法定耐用年数とは、固定資産として計上された建物やその設備の取得費用を分割して費用計上(減価償却)するために、国が定めているものです。
オフィスのタイルカーペットの法定耐用年数は、下記の「じゅうたんその他の床用敷物」のうち「その他のもの」に含まれるため、6年となります。
タイルカーペットを器具・備品として減価償却する際には、基本的に資産の取得価額を一定の割合で計上する「定率法」で行ってください。
ちなみに、法定耐用年数はあくまで会計処理のためにあるものです。
前述の物理的耐用年数(実際の寿命)を保証するものではないので注意しましょう。
オフィスのタイルカーペットは、適切なタイミングで張替えましょう。
ここでは、オフィスのタイルカーペットの張替えタイミングについて解説します。
オフィスのタイルカーペットの摩耗が目立つようになったら、張替えのタイミングです。
タイルカーペットの表面をよく観察して、繊維が擦り切れていたり、毛羽立っていたりする場合には、摩耗が進んでいると判断してください。
また、タイルカーペットのパイル(毛足)がへたって寝ている状態についても、張替えが必要といえます。
摩耗したタイルカーペットは滑りやすくなるリスクもあるので注意が必要です。
細菌・カビの繁殖や繊維の汚れによって不快な臭いを放っているタイルカーペットは、張替えるべきタイミングが来ていると判断してもいいでしょう。
臭いが生じているタイルカーペットは、衛生的にも問題を抱えていることがあるので、速やかに張替えることをおすすめします。
オフィスのタイルカーペットが色あせしていたり、黄色っぽく変色していたりする場合は張替えタイミングです。
これは紫外線などによる日焼けや、水分を含んだあとの乾燥不足などが理由です。
色あせや変色したタイルカーペットは見た目の美しさや清潔感に欠け、オフィスで働く社員の快適性を損ねる可能性があります。
汚れが付着したタイルカーペットは、張替えのタイミングが訪れています。
汚れはホコリや泥、コーヒーなどをこぼしたことで生じやすく、やがて黒ずみが目立つようになるでしょう。
洗剤などでいくら掃除しても汚れが落ちない場合、すぐに張替えを行ったほうが賢明です。
オフィスのタイルカーペットを張替える場合、オフィスコムが施工すると、1平方メートルあたり2,000~4,000円程度(東京23区内の場合、材料費含む)が費用相場となっています。
なお、この単価はさまざまな要因により、変動する可能性があります。
ここでは、オフィスのタイルカーペットの張替え手順について解説します。
まずは、オフィスに敷き詰められていた古いタイルカーペットをはがします。
続いて、新しいタイルカーペットを貼る際に下地となる床の清掃を行います。
タイルカーペットがしっかりと吸着するように、床の表面の汚れやほこりなどをきれいに除去しましょう。
また、床面に凹凸があった場合は、パテを使って修正します。それが乾いたところで、次の手順に移ります。
オフィスのタイルカーペットの張替え工程において「墨出し」は重要なポイントです。
墨出しとは、施工に必要な規準を示すために行うマーキング作業のことです。
タイルカーペットを美しく張るには、基準となる中心線を引かなければなりません。
オフィスのタイルカーペットを糊付けすることも、張替え手順のひとつです。
床を四ブロックに分け、順番に専用の接着剤を床に塗ります。
床面に糊付けを行ったら、オフィスのタイルカーペットを一枚ずつ、中心線を基準として貼り付けていきいきます。
なお、オフィスにおけるタイルカーペットの貼り方は、パイルの向きを互い違いにする「市松貼り」が一般的です。
市松貼り以外にもパイルの流れを一定方向にする「流し貼り」や、貼る方向を決めない「ランダム貼り」などがあり、それぞれ仕上がりが異なるので注意しましょう。
オフィスでタイルカーペットを張替える作業の手順において、最後に行うのはカット作業です。
タイルカーペットを中心から貼っていくため、最後は壁際の部分が余ります。
その余った部分をカッターナイフで切り取れば、タイルカーペット施工は完了です。
なお、タイルカーペット施工は社内の総務担当者によるDIYでは難しく、仕上がりも美しくないものになってしまうため、必ず専門業者に依頼しましょう。
オフィスにおけるタイルカーペットは、法定耐用年数で6年、実際の物理的耐用年数も5~6年です。
しかし、場所や使用状況によってはそれよりも短いスパンで張替えが必要になるため、張替えのタイミングを適切に判断したいところです。
減価償却を意識しながらオフィスのタイルカーペットを張替えたいのなら、実績ある専門業者に相談するのがおすすめです。
オフィスコムでは、年間施工実績3,000件の確かな実績とプランニング力で、オフィス物件選定からオフィスの内装工事まで、トータルコンサルティングを提供しています。
オフィスのタイルカーペットに関する疑問やお悩みは、どんなことでもお気軽にご相談ください。